パラグラフライティングとは
パラグラフ・ライティングとは、テーマをいくつかのパラグラフ(段落)に分けて書くライティング(書き方)のこと。
読者に情報を効果的に伝え、理解を深めてもらうことが目的。
要は伝わりやすい文章を書く方法。
パラグラフ(段落)の例
- トピック・センテンス 一番初めの文、主張、主題
- サポート・センテンス トピックの裏付けや説明、根拠、例え話や比喩など
- コンクルーディング・センテンス パラグラフの要約
ライティングのルール
- 1つパラグラフに1つの主題
- 最初にトピック・センテンス
- サポート・センテンスで具体的な説明
- 論理的な展開
- パラグラフの最初の文をつなぐと要約になる
- パラグラフは長すぎない
- パラグラフは内容が変わる部分で分ける
ライティングのポイント
読む人に理解してもらうため、具体的な言葉で簡潔に書く。
主題が同じため、同じ言葉の繰り返しになりやすい。できるだけ多様な表現を使う。
見直しをする。誤字脱字や不自然な表現があると読む人に理解してもらえない。単純だけれど大事なこと。
パラグラフ・ライティングの用途
パラグラフ・ライティングは内容をわかりやすく伝える方法なため、いろいろな文章作成に使える。
- 学術論文やレポートでは説明や解説
- ビジネス文書では要件
- 小説やエッセイでは状況や心情
などをわかりやすく伝えることができる。
怖い話で練習
せっかくなので怖い話でも作って練習してみようかな。
まずはトピック・センテンス。廃ビルに出る女の霊にしよう。
ありきたりだって? 悩む必要がなくていいじゃない。
トピックセンテンス
何年も前からテナントの入らない、入っても1週間やそこらで閉店してしまう古い雑居ビルがあった。
サポートセンテンス1:
都市部にも関わらずひと気のないそのビルは、夜な夜な女のすすり泣く声が聞こえると噂があった。
サポートセンテンス2:
ビルの噂を動画にしようと、少年は親のカードで勝手に買った、軍用の強力なフラッシュライトを右手に、もう一方でスマホを構えて入っていった。
サポートセンテンス3:
たった一歩ビルに踏み入っただけですぐに異変は起きた。いや、もしかすると入る前から中では起きていたのかもしれない。
サポートセンテンス4:
すすり泣く女性と思われる声がビル内で大きく反響し、グワングワンと泣き声とは思えない何かに変わっていく。
コンクリューディングセンテンス:
恐ろしくなった少年は踏み出した足をそっと戻し、ゆっくりとその場を離れ、安心できる距離になってからようやく駆け出した。
まとめ
どうかな?
うまくできたかな?
サポートセンテンスの分け方がよくわからなかった。
全部、異変の説明だし、根拠も証拠もないからかもしれない。
それでも、読みやすくなってくれたら嬉しいな。