はじめに
※:この記事は【CLIP STUDIO PAINT EX(64bit) Ver1.9.3】を使用して説明しています。
どうも井神です。
せっせとアニメの勉強をしています。
勉強して覚えたことを、せっかくなのでシェアしていこうと思います。
ここを見たあなたも一緒にアニメ描こう!
これから始めるという方は、まず、こちらの記事を先に見てください。
フレームレートについて
フレームレートとは一秒間に表示される絵の枚数です。
fps(frames per second)といいます。
日本のアニメではだいたい24fpsですね。
映画も24fps。
テレビは30fpsだけどインタレースというまたちょっと違った点があります。
ゲームだと60fpsとかそれ以上が結構当たり前ですが、そんなに描けないですからね。
その中でもさらにフルアニメ、2コマ打ち、3コマ打ちという作り方の違いがあります。
24fpsのアニメを例にします。
フルアニメーションは24枚全部が動いています。
2コマ打ちは2コマ同じ絵が入っています。実質12fps。
3コマ打ちは3コマ同じ絵が入っています。実質8fps。
調べたところ日本のアニメは3コマ打ちのようです。
日本で最初にアニメを手掛けた手塚治虫さんが、低価格でアニメを作る為にこの方法を採用しました。
設定方法
では早速24fpsでアニメを作ってみましょう。
まずは準備です。
ファイル(F)→新規(N)をクリック。
アニメ用の赤いアイコンをクリックするとこの画面になります。
赤枠がフレームレートの設定箇所。
この講座では24fpsで設定します。
24fpsでざくざく描いていきます。
1枚の絵が3コマに渡っているのがわかりますでしょうか。
数カ所ずれていますが、これは動きを見て変えています。
そうして出来上がったのがこれです。
どうでしょう。
まだカクカクしていますが、違和感が少なくなった気がします。
以前のアニメよりずっと良くなりました。
絵が拙いのはなれるまで勘弁してくださいね。
おまけ 8fpsで出力してみた
試しに8fpsで出力してみました。
先程、3コマ打ちだと実質8fpsと説明しました。
しかし、なんとなく納得できないので実験!
見た感じ24fpsと同じに見えます。(当たり前)
出力でちょっと変わるかと思ったのですが、そんなことはなかった。
タイムラインはこんな感じになります。
一コマの中に絵が一枚ですね。
ずれているのは動きの違和感をなくすためです。
24fpsのときとまったく同じです。
一応、出力したアニメgifのファイルサイズが変わりました。
24fpsの方がファイルが137 KB (140,892 バイト)
8fpsの方がファイルが137 KB (140,338 バイト)
と8fpsの方がわずかに軽くなりました。
これは1秒くらいのアニメではたいしたことないですが、長くなったら違いが出るのでしょうか。
いつか長いアニメを描いて比べたいと思います。